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NIPTと母体血清マーカー検査を比較

NIPTと母体血清マーカー検査を比較 新型出生前診断であるNIPTと血清マーカーはどちらも妊婦さんの血液を使った検査です。
しかし、内容が同じではないのでどのような違いがあるのかを比較してみます。
どちらも胎児の染色体異常がわかり、どのような病気を持っているのかがわかりますが対象となる病気が同じではありません。
どちらもダウン症と18トリソミーを確認できますが、母体血清マーカーは神経管閉鎖不全症をNIPTは13トリソミーの違いがあるのでどちらか一方ではわからないこともあるでしょう。
検査できる時期にも違いがあり、妊娠周期によっても変わります。
15週目以降であればどちらも検査することができますし、10週目から14週目までであればNIPTしか受けることができません。
精度もこちらの方が99.9%とかなり高いです。
どちらも採血するので、妊婦さんには同じように感じるかもしれませんが、血液の赤ちゃんのDNAを調べるのかタンパク質を調べるのかによってこれだけ変わります。

NIPTと従来の出生前診断の母体に与える影響の比較

NIPTと従来の出生前診断の母体に与える影響の比較 NIPTは1998年にドイツの大学で誕生した出生前診断で、日本では2008年に厚生労働省が承認しました。
2010年から全国の医療機関で受けられるようになり、従来までの出生前診断に対して「新型出生前診断」と呼ばれているのが特徴です。
NIPTは従来の出生前診断と比較をすると、母体に与える影響が非常に少ないものになっています。
この検査は従来までの方法のように胎児からDNAを抽出するのではなく、母体の羊水を約10ml程度採取するのみです。
そのため入院する必要もなく、検査後に感染症w抑制するための抗生剤の点滴も不要です。
これと比較すると以前の出生前検査は1日ないし2日の入院を必要で、胎児の細胞の一部を採るという非常に難しい手技でした。
妊娠3週間から3か月という安定期前しかおこなえない検査でもあり、胎児にも大きな影響を与えていたものです。
NIPTはその点、非常に安全で負担も掛からない検査となっています。